造作?置き家具?メリットデメリット➀
こんにちは。
間取りアドバイザーの御園生梓です。
おうちの悩みポイント~家具はどうする!?~
突然ですが!
「洗面は造作にしました!」という言葉、インスタでよく見かけませんか??
「造作ってどこまでできるんだろう?」
「メーカーものを買うのと、どちらがいいのかな?」
とお悩みの方も多いのでは?
自分らしいこだわりの家にするために、
「かっこよくしたい!」
「おしゃれにしたい!」
「使いやすくしたい!」
という気持ち、すごくよく分かります!
インスタを見ていると、オシャレな造作家具のご自宅もたくさんあって憧れますよね。
一方で、お気に入りのインテリアショップにも、素敵な家具があって目移りしてしまいます!
私も自宅を建築するとき、とても悩んだポイントです。
そもそも造作と置き家具の違いは?
造作と置き家具、どちらがいいの?と考える前に、まずは「造作」と「置き家具」の違いをしっかり押さえておきましょう。
一言でいうと、その違いは「固定されているか」、「固定されていないか」になります。
造作家具は、「住宅に固定する家具」のこと。
置き家具は、その名の通り「床に置く、持ち運び自由な家具」です。
造作と聞くと、「オーダーメイド家具」をイメージする方も多いかもしれません。
例えば、食器棚を「予め下地補強された壁へ直接固定する」場合は、造作になります。
しかし、メーカーの物をえらんだとしても、固定されていれば「造作」となるのです。
「造作に対するイメージ」がちょっと変わった方もいるかもしれませんね!
造作のメリット・デメリットは?
造作家具のメリットを見てみましょう。
メリット
①自分好みに作れる
これが一番のメリット!
注文住宅ならではの柔軟な設計で、自分の理想に合った家づくりができますね。
おしゃれさや、使いやすさをとことん追求できるのは、造作ならでは。
②ドアなどの建具と素材を合わせることで、空間に統一感を持たせられる
建具は、ハウスメーカーの標準のものがあったりします。
そういったときに、全体を通して統一感を持たせた設計ができるかがポイント。
チグハグにならない工夫はプロの技がいっぱい詰まっています!
③地震対策として有効
ずっと暮らす家ですから、部屋の中で過ごす時間が安全であることは必須条件です。
特に子供部屋や寝室などは、固定することで、寝ている間の安心を担保できますね。
④住宅ローンに組み込める(※施工会社の造作の場合)
これは大きなメリット!
家づくりの総予算と、手持ちの資金は別に考える必要があり、頭を悩ませるところ。
ローンに組み込むことによって、選択肢の幅が広がることもあります。
反対に、デメリットはというと・・・
デメリット
①コストが高くなりがち!
設計から施工までオーダーで作る造作は、人手も材料もかかります。
また、こだわりすぎて予算オーバーなんてことも。
一般流通を目的としているメーカー品より、高額になってしまう可能性があるので要注意です!
②ライフステージの変化やお子様の成長に対応しにくい
お子様が大きくなるにつれて、部屋の使い方や荷物の種類、量など、
変化を伴う方も多くいらっしゃいます。
置き家具なら配置換えで済む話でも、造作の場合は一度固定すると簡単には動かせないので、
設計の段階で将来設計を見越した計画がとても大事です。
③施工に時間がかかる
自分好みに設計するということは、一から作る必要があるということ。
こだわりの素材はお取り寄せに時間がかかることも。
メーカー品を購入して設置すれば完了♪という場合に比べて、
お急ぎの方は特に制作スケジュールの確認が必要です。
④撤去費用も高額
「移動できない」という点にも通ずることですが、不要になった際の撤去は頭を悩ませる種に。
模様替えしたいとき、老朽化で新しいものに変えたいとき、
置き家具ならリサイクルや粗大ごみで処分することができますが、
造作は「リフォーム」の域に入ってしまうため、高額になります。
今回は、造作家具のメリットとデメリットについてご紹介しました。
次回は置き家具のメリットとデメリットについてご紹介します。
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