造作?置き家具?メリットデメリット②
前回は、置き家具のメリット・デメリットについてみていきました。
今回は、置き家具について見ていきましょう。
置き家具のメリット
①気軽に模様替えができる
造作での悩みポイントが、置き家具での大きなメリットに。ライフステージに合った家具の配置換えや、インテリアの趣向をガラリと変えたいときの買い替えなど、その時その時の自分らしい生活に合わせて家をカスタマイズできるのは、暮らしやすさに直結します。
②品質が安定している
一般流通しているメーカー品は、商品企画の段階から製造まで、お客様に対しての保証のことも考えられて、企業努力により完成した賜物です。一定の品質を保っていることが前提なので、安心して購入することができます。
③種類が豊富
メーカーごとに、様々なラインナップがあるため、自分の家や趣味嗜好に合わせて、好みのものを選ぶことができます。多くの選択肢を見られることにより、新たな発見があるかもしれませんね!
④造作に比べて安価なものが多い
価格の面でも、一般流通品ならではの企業努力の恩恵を与ることができるのが、嬉しいポイント!また、「種類が豊富」という点から、価格を基準に選ぶこともでき、こだわりたい高級家具と標準でよい家具を選び分け、予算のメリハリがつけられそう。
⑤購入前に実物を確認できる
完成まで見ることができない造作に比べて、購入前に実物をチェックできることは、大きな安心材料に。図面やパースで決断するより、確実に自分の目で見た方が、「実物がイメージと違った…」とならずに、後悔なく決断できそうですよね。
反対にデメリットは・・・
置き家具のデメリット
①スペースへの細やかな対応が不可
自分たちの間取りサイズにぴったりな家具を造作する場合に比べて、逆に間取りサイズに合わせた既製品を探し出す必要があるのが、難しいところ。設計図が確定してしまった後に家具を揃える場合は、特に注意が必要です。
②空間にマッチするものを選ぶのが難しい
サイズだけではなく、素材や仕様なども含めて、自分で空間に合わせてトータルコーディネートするというのは、初心者にとっては至難の業。プロにお願いすることで、ミスマッチな選択をしないよう対策するのもオススメです。
③同じシリーズを買い足したいときに、廃盤になっていることがある
これは、小さなメーカーだけでなく、大手でも言えること。「まだある♪」と思ったらマイナーチェンジしていた!など、お困りの方も。買い足す可能性のあるものは、なるべくロングセラー品から選ぶのも一つの手です。
④ローンに組み込めない
手持ちの予算は、「手数料や引っ越しのために、取っておかないと…」と心配されている方もいるのでは?そこに、大型家具の支払いがまとまって来たら、余裕がなくなりそうですよね。置き家具の場合は、あらかじめ家具の予算を取っておくことが必須ですね。
造作・置き家具は、それぞれの良さと、それぞれの問題点があります。
部屋のサイズや目的によって、造作と置き家具、両方の観点から一つずつ検討してみることをお勧めします!
まとめ 造作か置き家具か迷ったときは?
家づくりに、悩みはつきもの。
部屋ごとに必要な家具を全部合わせると、かなりの予算になる分、造作がいいのか、置き家具がいいのか、後悔しない選択がしたい!
そんな時は、造作家具と置き家具、それぞれのメリット・デメリットを思い出してみて!
間取りの設計段階から、家具の配置を考えて計画すれば、よりライフスタイルに合った完成度の高い空間になります。
「家具は家づくりの目途が、ある程度ついてから…」と考える人も多いですが…
私が声を大にして言いたいのは、土地探しも、建築業者探しも“家具選び”も同時に始めるのがオススメだということ!
迷ったら、プロに相談してくださいね!
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